アイルランド留学の特徴は?メリット・デメリットを解説

目次


1.アイルランドの基本情報

アイルランドはイギリスの隣にあって北東部はイギリス連合国の1つである北アイルランドと隣接しています。
面積は約7万300平方km。自然が豊かな国で人口は約501万人ほどです。日本で言うと北海道より1周り小さい、といったところでしょうか。
公用語はアイルランド語ですが日常的には英語が使われていて、アイルランド語を話せる人は少ないです。そのため近年では英語を学ぶ留学先として注目を集めています。
アイルランドは季節を問わず大地がエメラルドグリーンの色であることからエメラルドの島とも呼ばれています。
世界遺産もあって、都会で留学生活を送りたい。というより自然豊かな場所でゆっくりと留学生活をしたい人にお勧めの国です。

2.アイルランド留学のメリット

1.日本人が少なく、英語を話す機会が増える


アイルランドに留学する日本人の数は、アメリカ、カナダ、オーストラリアといった人気の留学先に比べると少ないです。
語学学校では日本人比率が3~10%くらいの学校が多いです。(首都ダブリンの場合)
留学するタイミングによっては、学校の中に日本人が数名だけ。ということもあります。
他の国に比べて日本人が少ないので、日本人同士で日本語を話してしまう心配はいりません。
そのため英語を話す機会が増えてスピーキング力やヒアリング力が伸びやすくなります。
日本人以外の国籍で言うと、ヨーロッパが約50%、残りの約50%がアジア、中東、中南米、アフリカなどとなっています。

2.アイルランドの学生ビザはアルバイトが可能


アイルランド留学の最大の魅力と言ってもいいのが、現地でアルバイトができることです。
学生ビザを取得すると週20時間のアルバイトが認められます。
また、ホリデー期間(6/1~9/30と12/1~1/15)には週40時間のフルタイムでアルバイトができます。アルバイトを開始するまでは銀行口座を開設したり、税金処理等の手続きを行う必要があります。

アイルランドからは格安でヨーロッパ旅行ができます。アルバイトでお金を貯めてホリデーにはヨーロッパ旅行をする。というのもお勧めの方法です。

3.ヨーロッパが身近でヨーロッパの留学生と交流できる


アイルランドの語学学校はヨーロッパ系の留学生が中心です。
数ある英語の留学先でこれほど日本人やアジア人が少ない国もめずらしく、その分多国籍な環境で英会話や国際交流が楽しめます。
英語の習得だけでなく、異なる文化・価値観を知ることや日本にいる間にはできない経験をすることも留学の魅力です。その点、欧米圏の人と交流しやすいアイルランドは魅力的です
アイルランドはヨーロッパ圏に位置する国なので日本出発よりも格安でヨーロッパ旅行を楽しめます。
例えば、首都のダブリンから飛行機で1~2時間の距離にロンドンやパリがあります。LCCを使えば数千~数万円で航空券も購入できるので、週末にふらっとヨーロッパ観光をすることも可能です。
しっかりと勉強した後の週末はヨーロッパを周れる。というのも最近人気が出てきた理由の1つです。

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4.物価が安い


アイルランドは比較的、物価の安い国です。留学で人気のアメリカ、イギリスは物価も授業料も高いです。(お隣のイギリスに1ヶ月留学する場合と比べると10万円以上の差があります)
総額で考えた場合、カナダ・オーストラリア・ニュージーランドと同じくらいの金額で留学することができます。
例として水1.5Lは155円、お米1キロは230円、ランチは2300円くらいです。(ランチはファストフードに行けばおさえられます)食材の価格としては他の国と変わらないので自炊をして節約するのも良いでしょう。

5.治安が良い


アイルランドは留学の候補となる国の中でも、かなり治安の良い国です。2022年の世界平和指数では第3位にランクインしました(日本は10位でした)
もちろん、何の心配もなく歩ける。というわけではありません。置き引き・スリ・薬物犯罪などが報告されていますので、自分の持ち物から目を離さない。夜遅くには出歩かないなど。基本的な防犯対策はしておきましょう。

6.ビザ手続きなく渡航が可能(ワーホリを除く)


アイルランドは3カ月(90日)までは語学学校に通っても観光しても日本人であればビザなしで滞在が可能です。
3カ月以上滞在する場合は、学生ビザ(IRPとよばれる外国人登録)を申請することで、最大8カ月まで滞在が可能になります。
※入国(3か月滞在許可)⇒ IRP申請(3+5カ月滞在延長許可)=合計8カ月滞在可能

もっと滞在したい場合には、さらに現地にて学生ビザの延長手続きを行います。
つまり、渡航するまでに学校の手続きを終えさえすれば、すぐにでも渡航ができるので他国より出発までに時間がかからず、最短で渡航することができます。
ビザの申請は英語の書類を用意したり、大使館で面接を受けるなど複雑で、時間もかかります。
その点アイルランド留学では、そんな面倒な手続きもなくワーキングホリデービザを除いて事前のビザ申請は必要ありません。

3.アイルランド留学のデメリット

1.日本人が少なく孤独を感じやすい


アイルランドは日本人留学生が少ないのが特徴。勉強に集中できる。という点ではメリットですが、留学中に挫折しそうになったり、ホームシックで寂しくなったときなに孤独を感じてしまう場合もあります。
そんな心配がある人は、日本人比率が比較的高い学校や日本人スタッフが常駐している学校を選ぶと良いでしょう。

2.日本の食材が手に入りづらい


他の留学先に比べて日本食が手に入りづらい。という面があります。留学中にどうしても日本食が食べたくなったら外食をする、という方も多いですが費用がかかってしまいます。
日本からインスタントの味噌汁と送ってもらう、という方も多いです。

3.遊ぶ場所が少ない


アイルランドはコンパクトで自然が多い環境です。それはそれで癒されますがショッピングモールやテーマパークといったものは少な目。人によっては留学途中で飽きてしまう場合も。
幸いにしてヨーロッパの他国に気軽に行けますので、いろんな国に行ってみる。パブやレストランを訪れてみる。など、いろんな刺激を受けるのも長期の留学の場合には良いと思います。

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4.アイルランド留学でよくある質問

英語に訛りがある?


よく聞かれる質問ですが、ダブリンに関しては全くと言っていいほど問題がありません。ダブリンでは抑揚が少なく、聴き取りやすい英語が話されています。
よく耳にするのが「しゃべるスピードが速い」ということ。また地方によってはアクセントの強い英語が話されます。ただ、どちらも語学学校の先生やスタッフは学生のレベルに合わせてしゃべてくれるので問題ありません。
最初は学校で勉強に専念して、街中でのアイルランド訛りはそのあとに楽しんでみてはいかがでしょうか。

滞在先はどんなところ?


アイルランドのホスピタリティを体験できる、ホームステイが人気です。
アイルランドは2008年の「Lonely Planet Brue List」で「最もフレンドリーな国」に選ばれました。そのホスピタリティを体験できるホームステイには定評があります。
他には、プライベートな時間を持ちたい場合はシェア・アパートなどを利用するのもよいでしょう。大学付属コースの場合、夏期は大学寮を利用できることもあります。

5.まとめ

アイルランド留学は欧米圏の中では物価が安く、費用を抑えてヨーロッパでの留学を楽しめます。
日本人が少ないので英語の勉強に集中したい人、ヨーロッパの人と友達になりたい人に向いています。
一方、コンパクトな国で娯楽が少な目なので、刺激的な留学生活を送りたい人には向いていない可能性もあります。
ヨーロッパに安く留学して、そこを拠点にしてヨーロッパ諸国を見て回りたい。さらにビザ手続きを楽に済ませたい。という人には最高の留学先です。

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