メルボルン留学の街情報
メルボルンは、オーストラリアの南に位置しており「世界一住みやすい都市ランキング」で過去に7年連続で1位に選ばれるほどで、人気の留学先です。
教育水準が高く学校数も多いので、留学生に人気の都市です。
オーストラリアの都市の中でも初めて留学する方にお勧めの留学先です。
目次
1.メルボルンの基本情報
メルボルンは、オーストラリアのビクトリア州に属する都市です。
日本からの直行便では10時間程度のフライトです。
1年を通して気候は温暖で、年間平均最高気温は20℃程度と過ごしやすい気候です。
日本のように1年で四季があるだけでなく、「1日の中に四季がある」と言われているほど、朝と夜の寒暖差が激しい地域です。
時差は日本時間+1時間、サマータイム(毎年10月から4月頃)は+2時間の時差です。
項目 | 概要 |
---|---|
都市名 | メルボルン/Melbourne |
州 | ビクトリア州 |
日本との時差 | 日本+1時間(10月~3月+2時間) |
サマータイム | 有り |
最寄り国際空港 | メルボルン国際空港 |
空港からの交通手段 | バス・タクシー |
年間平均気温 | 20℃ |

2.メルボルン留学のメリット
治安が良い
メルボルンはとても治安の良い街です。
ただし、夜の一人歩きなどは気をつけましょう。
街灯の少ない路地などでは、毎年ひったくりや強盗の被害が出ています。
ただ、気をつければ犯罪の被害に合うこともなくなります。
人通りの少ない道は避ける。電車やバスの中で寝ない。
などの基本を守って行動しましょう。
教育の水準が高い
メルボルンは教育の水準が高いことでも知られ、メルボルン大学などオーストラリアで有名な学校もあります。
そのため、語学学校や専門学校のレベルも高く、しっかりと勉強したい人にお勧めです。
語学学校も世界中から集まる生徒の要望に応えようと熱意を持って努力を怠らない。という学校が多いです。
カフェ文化発祥の地
メルボルンはオーストラリアのカフェ文化発祥の地と言われています。
そのため、シティと呼ばれる中心地には、たくさんのカフェがあります。
平日はもちろん、週末の朝にカフェでのんびりする人が多くみられます。
カフェの周りにはストリートアートが数多く見られて華やかな雰囲気です。
多国籍文化
メルボルンは、オーストラリアの中でも多国籍な街。
住民の3人に1人はオーストラリア以外の場所で生まれ、移民してきた住民です。韓国や中国のアジア系をはじめ、欧米・中南米・中東と色んな国籍の人と知り合うチャンスがあります。
オーストラリア全体にいえることですが、もともとオーストラリア自体が移民から成り立っています。
そのため、いろんな人種の人が住み、多国籍の文化を互いに尊重しています。
留学生全体の国籍も偏ったりしていないので、世界中に友人を作る事ができるでしょう。
英語の聞き取りやすさ
意外かもしれませんが、街によって英語の聞き取りやすさが違うことがあります。
メルボルンの方が話す英語は「聞き取りやすい」と感じる留学生が多いようです。
そんなことから、初めての留学でも、お勧めできる留学地です。
オーストラリアの中でもイギリス英語に近い英語を話すのがメルボルンです。

3.メルボルン留学のデメリット
物価が高い
メルボルンは全体的に物価の高いオーストラリアの中でも物価が高いです。
レストランの外食では、1食につき1,000円から2,000円は必要です。
また、観光地であるため観光客向けの価格で営業している店も多いです。
外食はお金がかかりますので、自炊を心がけましょう。
英語になまりがある
英語にはアメリカ英語やイギリス英語、といった特徴があります。
聞きなれるようになると「イギリスの出身だな」と発音でわかったりします。
オーストラリアには、オーストラリア独自の発音や表現方法があります。
この発音や表現方法が気になる人もいます。
発音や表現は生活している間に慣れてきます。
が、あまり好きではないな。という感じる人もいますので、留学先を決めるときに材料の一つとして考えてみるのも良いでしょう。
よく聞かれるのが、自分の英語もなまりますか?という質問です。
1年くらいの留学であれば、自分の英語がなまる事はありません。
それよりも長い留学になりそうだ、と言う人は気にしてみても良いでしょう。
天候の変化
メルボルンは、1日の中でも寒暖差が激しく、「1日の中に四季がある」と言われます。
朝と夜はとても冷えることが多く、体調を崩す人もいます。
メルボルンでは、昼は暑く感じても、夜はまるで冬のよう。という日がよくあります。
そのため、気温差に慣れなくて体調を崩してしまう留学生が多いので注意しましょう。
日本人の多さ
メルボルンは過ごしやすさから日本人にも人気の留学先です。
そのため、街を歩くとよく日本人を見かけます。
カフェ文化発祥の地、ということもありワーホリを使ってカフェで働こう。という人も多くいます。
バリスタの授業なんかもあるので、カフェの技術を学びたい日本人も多くいます。
カフェには興味がなくて、日本人が少ない方がいい。という場合には、他の都市も候補にしましょう。
中国人の多さ
日本でも見られるように、メルボルンでも裕福な中国人のマンションなどの買い占めが起こっています。
それに伴い、中国人に対する反発から地元民とのトラブルが多く報告されています。
メルボルンは急激に人口を増やしていますが、中国人による不動産の爆買いが問題になっています。
そのため、高校・大学、また語学学校には多くの中国人留学生が在籍しています。
オーストラリアまで留学したのに、聞こえてくるのは中国語ばかり。といった事態も増えています。
メルボルン留学では語学学校の国籍比率などもしっかりと検討するようにしましょう。
4.メルボルン留学の持ち物
防寒具
メルボルンはオーストラリアの中でも寒い都市です。
前述したように朝晩との寒暖差も激しいです。しっかりと防寒対策をしましょう。
気温で言うと東京の12月頃の気温と同じくらいの気温になります。
しっかりと防寒ができるコート、セーターなどを持って行きましょう。
また風が強く吹くことも多いので、風を防ぐ衣類も持って行きましょう。
折りたたみ傘
メルボルンでは急に天気が変わることが多急な雨も降りますので折り畳み傘を持って行きましょう。
5.メルボルンの交通機関
トラム(路面電車)
メルボルンにはトラムという路面電車が走っていて中心部はもちろんですが、周辺のエリアに出かける時にも利用することができます。
路線も便数も多いので、留学中にも利用することが多いでしょう。
オーストラリアの他の都市の交通機関(バスなど)と同様に、車内アナウンスはありません。
自分が降りる停留所が近づいたらブザーを押すか、ヒモを引っ張って降りるようにします。
ドアも自動ではないので、乗降口にあるボタンを押しておりましょう。
また乗車する時も、自分が載りたいトラムに向かって手を上げて乗るようにします。(何もしないと止まってくれません)
メルボルン市内にはシティの外周を回っている無料のトラム(シティー・サークル・トラム)があります。
いろんな観光地を周ってくれるので、休みの日などは重宝します。
およそ10分間隔で運行していますので、利用して観光地を周りましょう。
路線バス
電車の最寄り駅には路線バスが通っています。
バス停には名前がないので運転手に目的地を告げて乗ることにしましょう。付近のバス停で降ろしてもらうえます。
電車
シティから近郊の町への路線が運行しています。
シティの周囲を走るシティ・ループと呼ばれる環状線には5つの駅があります。
5駅のうちフリンダース・ストリート駅とサザンクロス駅が郊外への列車の発着駅です。
ドアは手動なので電車を乗り降りする場合は自分で開ける必要があります。
myki card(マイキカード)
myki cardはメルボルン市内のトラム、メトロ、バスなど公共交通機関共有のプリペイド式カードです。
myki cardには3種類のカードがあって通学などで頻繁に交通機関を利用する人のための「マイキ・パス」は、7日間分や28日間分ごとにチャージします。
時々交通機関を利用する、という方のための「マイキ・マネー」はチャージした金額から運賃が使った分だけ差し引かれます。
「マイキ・ビジターパック」は観光客向けで、ゾーン1内であれば時間帯に関係なく乗り放題になり、さらに15のアトラクションが割引になります。
myki cardの購入はオンライン、または主要な駅や市内のセブンイレブンなどの「myki」の看板が出ている店、空港やビジターセンターで可能です。
トラムの車内や駅では切符は販売していません。
メルボルンに到着したらmyki cardを購入するようにしましょう。